腱板断裂と五十肩~淡路おすすめの整骨院MOIKIYA~
今回は肩の疾患について
1.【腱板断裂】
腱板とは肩関節を囲み補強している4つの筋肉の腱で構成されいます。英語ではローテーターカフと呼ばれます。
・棘上筋
・棘下筋
・小円筋
・肩甲下筋
これら4つの筋は肩甲骨と上腕骨を連結して主に肩関節の回旋運動に作用しています。
正常な腱板は上腕骨頭の位置を安定的に保つ作用があり、三角筋との協調や肩峰下滑液包の緩衝により肩関節の挙上はスムーズに行われます。
しかし腱板断裂すると三角筋の作用が顕著となり上腕骨の上方化が生じ、挙上の途中で肩峰が腱板や上腕骨の大結節に衝突し疼痛が生じることになります。これを肩峰下インピンジメント症候群といいます。
腱板断裂は肩の運動時痛、安静時痛、夜間痛などの疼痛が症状としてみられ、肩の脱力もみられます。
中年男性に多くみられます。
検査法としてペインフルアークサイン、インピンジメントサイン、軋轢音などがある。
・ペインフルアークサイン
腱板断裂している場合、上肢を自分の動作で側方挙上(外転)させると60°~120°の間で疼痛を生じる。
疼痛があれば陽性とする。
150°~180°の間で疼痛を生じる場合は肩鎖関節での原因が疑われる。
・インピンジメントサイン
ニアのインピンジメントサイン
肩甲骨が挙上しないように押さえながら、肩関節内旋位で他動的に前方挙上(屈曲)させる。
肩峰下に疼痛が生じれば陽性とする。
ホーキンスのインピンジメントサイン
肩関節を直角位にして、他動的に内旋させる。
・腕落下テスト
肩関節を90°側方挙上(外転)した状態でキープしてもらう。
キープ出来ずに腕が下がるようだと陽性とする。
・棘上筋テスト
左右の肩関節を90°側方挙上(外転)し前方へ30°水平屈曲した状態で肩関節を内旋しキープする。
検査者は左右の前腕に負荷をかけ左右の筋力差をみる。
著しい左右差があれば筋力低下している側を陽性とする。
・リフトオフテスト
手の甲を腰に当てた状態から、手をからだから離す。
手をからだから離せないようだと陽性とする。
肩甲下筋の腱断裂が疑われる。
・軋轢音
肩関節を動かしたときに生じる「ギシギシ」「ポキポキ」といった異常音のこと。
腱板断裂ではエックス線像で肩峰骨頭間の距離の短縮がみられます。
またMRIや超音波検査では腱板断裂の所見が確認されます。
腱板断裂の原因としては加齢による退行性の変性による断裂が多く、棘上筋腱の断裂が最も多くみられます。外傷による断裂もみられます。
断裂の程度により、完全断裂と不完全断裂に分類されます。
五十肩よりは肩関節の可動域制限や拘縮は軽度で自動運動は制限されても、他動的な運動は制限されないことがあります。
2.【五十肩】
中年以降に明らかな原因がない(画像検査でも異常のみられない)肩の疼痛と可動域制限がみられる疾患の事をいいます。
肩関節の退行変性による肩関節周囲炎、凍結肩ともよばれます。
運動時の痛み、安静時の痛み、夜間の痛みもあり、肩関節の可動域制限が大きく着衣などの日常生活動作にも支障をきたします。
五十肩は急性期、慢性期、回復期の3つの病期にわけられます。
・急性期
炎症があり疼痛が強く、運動時だけでなく、安静時や夜間にも痛みを生じる。可動域制限は疼痛と筋の痙縮により生じる。
就寝時に痛む場合は肩関節が軽度内旋するようにクッションなどを敷くと痛みが軽減されます。
・慢性期
肩関節の可動域制限、とくに外転、外旋、内旋運動に強くみられるが疼痛は徐々に軽快に向かう。
・回復期
可動域が徐々に改善し、運動時の痛みも消失していく。
■■□―――――――――――――――――――□■■ はりきゅう整骨院 MOIKIYA (もいきや)
【電話番号】 090-2286-8131 (ニーニーハローハイサイ♪)
【住所】 〒533-0032 大阪府大阪市東淀川区淡路5-11-26 ルネサンス1F
【アクセス】 阪急千里線淡路駅より徒歩6分 JR淡路駅より徒歩8分 阪急千里線下新庄駅より徒歩6分
【営業時間】 月・火・木・金/10:00~22:00 土/17:00~22:00 日・祝/15:00~22:00 ※最終受付時間は当日21:00まで
【定休日】 水曜
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今回は肩の疾患について
1.【腱板断裂】
腱板とは肩関節を囲み補強している4つの筋肉の腱で構成されいます。英語ではローテーターカフと呼ばれます。
・棘上筋
・棘下筋
・小円筋
・肩甲下筋
これら4つの筋は肩甲骨と上腕骨を連結して主に肩関節の回旋運動に作用しています。
正常な腱板は上腕骨頭の位置を安定的に保つ作用があり、三角筋との協調や肩峰下滑液包の緩衝により肩関節の挙上はスムーズに行われます。
しかし腱板断裂すると三角筋の作用が顕著となり上腕骨の上方化が生じ、挙上の途中で肩峰が腱板や上腕骨の大結節に衝突し疼痛が生じることになります。これを肩峰下インピンジメント症候群といいます。
腱板断裂は肩の運動時痛、安静時痛、夜間痛などの疼痛が症状としてみられ、肩の脱力もみられます。
中年男性に多くみられます。
検査法としてペインフルアークサイン、インピンジメントサイン、軋轢音などがある。
・ペインフルアークサイン
腱板断裂している場合、上肢を自分の動作で側方挙上(外転)させると60°~120°の間で疼痛を生じる。
疼痛があれば陽性とする。
150°~180°の間で疼痛を生じる場合は肩鎖関節での原因が疑われる。
・インピンジメントサイン
ニアのインピンジメントサイン
肩甲骨が挙上しないように押さえながら、肩関節内旋位で他動的に前方挙上(屈曲)させる。
肩峰下に疼痛が生じれば陽性とする。
ホーキンスのインピンジメントサイン
肩関節を直角位にして、他動的に内旋させる。
肩峰下に疼痛が生じれば陽性とする。
・腕落下テスト
肩関節を90°側方挙上(外転)した状態でキープしてもらう。
キープ出来ずに腕が下がるようだと陽性とする。
・棘上筋テスト
左右の肩関節を90°側方挙上(外転)し前方へ30°水平屈曲した状態で肩関節を内旋しキープする。
検査者は左右の前腕に負荷をかけ左右の筋力差をみる。
著しい左右差があれば筋力低下している側を陽性とする。
・リフトオフテスト
手の甲を腰に当てた状態から、手をからだから離す。
手をからだから離せないようだと陽性とする。
肩甲下筋の腱断裂が疑われる。
・軋轢音
肩関節を動かしたときに生じる「ギシギシ」「ポキポキ」といった異常音のこと。
腱板断裂ではエックス線像で肩峰骨頭間の距離の短縮がみられます。
またMRIや超音波検査では腱板断裂の所見が確認されます。
腱板断裂の原因としては加齢による退行性の変性による断裂が多く、棘上筋腱の断裂が最も多くみられます。外傷による断裂もみられます。
断裂の程度により、完全断裂と不完全断裂に分類されます。
五十肩よりは肩関節の可動域制限や拘縮は軽度で自動運動は制限されても、他動的な運動は制限されないことがあります。
2.【五十肩】
中年以降に明らかな原因がない(画像検査でも異常のみられない)肩の疼痛と可動域制限がみられる疾患の事をいいます。
肩関節の退行変性による肩関節周囲炎、凍結肩ともよばれます。
運動時の痛み、安静時の痛み、夜間の痛みもあり、肩関節の可動域制限が大きく着衣などの日常生活動作にも支障をきたします。
五十肩は急性期、慢性期、回復期の3つの病期にわけられます。
・急性期
炎症があり疼痛が強く、運動時だけでなく、安静時や夜間にも痛みを生じる。可動域制限は疼痛と筋の痙縮により生じる。
就寝時に痛む場合は肩関節が軽度内旋するようにクッションなどを敷くと痛みが軽減されます。
・慢性期
肩関節の可動域制限、とくに外転、外旋、内旋運動に強くみられるが疼痛は徐々に軽快に向かう。
・回復期
可動域が徐々に改善し、運動時の痛みも消失していく。
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